個人事業主が税理士に顧問を依頼するメリットとは?
たった1人で全ての業務をこなす個人事業主やフリーランスの人には、税理士との顧問契約がおすすめです。
税理士との顧問契約をすると経理業務を行わなくて良くなるため、本業に専念しやすくなります。
また領収書の整理や集計、確定申告の際にもミスが少なくなりますので、税申告に関するトラブルや問題も生じにくくなるのです。
本業に専念できる環境は更なる売上アップというメリットも生み出しますので、自分で経理作業を行うよりも遥かに好循環が生まれると考えて良いでしょう。
税理士に確定申告を依頼する際の流れとは?
顧問契約料を払う余裕がない人には、確定申告だけをスポットで依頼する方法がおすすめです。
確定申告だけを依頼する場合は、1月上旬から2月の始めぐらいに申告書用紙、注文書、請求書、1月1日~12月31日までの通帳のコピーを税理士事務所に送付します。
2月の下旬になると税理士から連絡が来ますので、簡単な説明を受けた上で押印をして終了です。
これだけの流れを1人で行うとかなり通常業務に支障が出ますので、「ひとりで仕事をしているからこそ、面倒な部分は税理士に依頼をする」という考え方にシフトした方が遥かに効率的だと言えるでしょう。
節税対策もできる!
税理士に顧問を依頼すると、節税に関するアドバイスもしてもらえます。
節税に関する知識は本やネットでも収集できる時代となりますが、実際はほとんどのフリーランスの皆さんが「普通の確定申告をするだけ」で精一杯になっているため、なかなか節税対策を講じることができない実情があるのです。
このような状態を回避して自分の事業に関わる「お金」の部分を客観的に分析するには、第三者である税理士の力を借りるのが最も理想的だと言えるでしょう。
またフリーランスや自営業者の経営に詳しい税理士の場合は、ビジネス全般の助言もできますので、二人三脚で事業を行うようなイメージで顧問契約をしてみても良さそうです。
この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。