月次決算とは?
日本の企業は、業績、財政状況などを総括する年次決算をしなければいけませんよね。
義務化されていますので、年次決算にもとづいた確定申告などを行う必要があります。
しかし、企業の取引量が多く、年次決算が複雑になることも多いです。
年単位だと、経理作業のミスが発生するリスクも高くなるでしょう。
年単位ではなく、月単位でも決算をしておくと、経理作業のミスが発生しにくい状態にすることができます。
これを月次決算と呼ばれており、年次決算をするための準備にもなります。
必須ではないにしろ、税理士事務所に依頼すると、業務に集中しやすいのではないでしょうか。
無駄なキャッシュアウトを防げる
年次決算だけしかしていない企業は、年単位で経営面のことを考えます。
一時的にキャッシュフローが悪くなった場合でも、それほど気にしないという経営者も少なくありません。
そこから、経営状況がどんどん悪くなり、債務超過の状態になることも考えられます。
一時的にキャッシュフローが悪くなるのは、無駄な支出が発生していることも多いですからね。
税理士事務所に月次決算を依頼すると、月単位のキャッシュフローを把握することができるようになります。
無駄なキャッシュアウトをすぐ発見し、安定した経営状況を維持しやすくなるでしょう。
経営状況が悪い企業は取り入れるのがおすすめです。
細かい分析ができるようになる
企業の経営状況が悪化した場合、年次決算をチェックする経営者も多いでしょう。
もちろん、チェックする必要はありますが、大雑把にしか分析できないこともあります。
月単位で原因があることも考えられますので、その後の判断を間違えてしまうケースも少なくありません。
税理士事務所に月次決算を依頼すると、どの月の経営が悪かったのかなど、細かい分析ができるようになります。
必要な部分をピンポイントで修正することで、経営状況の改善にも繋がります。
経営状況が気になり始めている企業も取り入れるのがおすすめです。
この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。