税理士事務所と税務署の違いについて
税理士事務所と税務署は同じように税金関係を扱うことが共通していますが、税務署は財務省の管轄で簡単に言えば地方用の財務や税金を取り仕切る役所で、税理士事務所は民間の自営業者である税理士が運営する事務所のことをいいます。
税務署は主に法人税を始め、所得税、相続税、贈与税、消費税、印紙税などを扱い、税金全般を管理しています。
税理士事務所は基本的に個人事業主で、大きくなると税理士法人と言った言い方をします。
税理士は民間の法人や個人事業主から依頼されて、税金の申告手続きをすることや、各種税金の申告、節税のアドバイスを行います。
そして顧客から報酬をもらうので、報酬額は税理士事務所によって異なります。
税理士は誰でもなれるというわけではなく、基本的に、税理士試験に合格した人、税務署に23年以上働いた人で指定の研修を受けた方、大学院にかよって税理士試験の一部免除を受けている方、といった基準があり、資格取得まではどの道を選んでもかなりの勉強が必要になるといえます。
税金の悩みで無料相談が必要なときは税務署の方が良い?
税金の相談は個人でさまざまなものがあり、わからないことも多い状態が一般的です。
その相談をするときは、大抵が無料相談を利用しますが、初めて相談するときは税務署の無料相談窓口がおすすめです。
個人の税理士事務所の無料相談を利用することもできますが、どちらかというと税務署の方が広く対応してもらえ、初心者の方にも対応してもらえるからです。
税理士事務所は初心者向けではないとはいいませんが、ある程度の方向性や考えがまとまっている、手続きをどうしたいといったように、内容がまとまりつつある方が利用したほうが早いところです。
一般に税理士事務所は個人事業主や企業のケアをして、報酬をもらうので顧客は社長さんが多いこともあります。
税理士がどんな分野をメインにしているかも把握して尋ねることが良いです。
この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。