税理士に依頼するタイミングについて
会社を設立したばかりの方や、1人で仕事をいている個人事業主の方は、まだまだ税理士に相談するほどのことはないと思ってしまいます。
しかしあれもこれもと1人で全て行うことは、徐々に厳しくなっていくため、一度は税理士に相談することがおすすめです。
そのタイミングは、なるべく早め、帳簿の内容で不明点があるとき、といったように始めの段階で相談するほうがより一層正確な処理と、アドバイスがもらえるメリットが発生します。
開業したばかりの方なら、帳簿の付け方がいまいちわからなくて、どんなものが経費になるのかわからないケースもありますが、それもその時点で税理士に依頼しておけば問題なく処理できるようになります。
ある程度のことは自分でするとしても、こうしたつまづきがあるうちは、先に進めないのでやはり早期解決が良いということになります。
そうすれば本業に専念する時間が増えて、お金の管理がかなり楽になり気持ちもすっきりします。
さらに確定申告や節税についても、依頼できるために自分が焦ることもほとんどなくなります。
税理士に依頼するタイミングの目安
数字や帳簿について興味がない方や苦手な方は、はじめから税理士に依頼することが良いでしょうが、大きな目安となるのは、独立して事業を立ち上げたとき、売上が1000万円を超えたとき、課税所得が600万円を超えたとき、法人化するときなどが挙げられます。
独立して事業を立ち上げた場合でも、外注がないなら相談しなくても良いでしょうが、外注や人を雇う要な場合は、税理士に依頼するほうがスムーズに進められます。
また税理士に依頼する時期は、キリの良い時期が基本となります。
例えば、8月や9月といった半端な時期から依頼したとしても、1~7月までの分も計算するために、その分の費用がかかります。
また申告や決算の前という時期もタブーで、税理士の繁忙期を避けることも必要です。
この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。