個人事業主が法人化する時はいろいろな手続きがあるので何をすればいいのか迷ってしまう事もありますが、法人用の印鑑も準備しなければいけないので会社を設立する前に作成する必要があります。
しかし法人用の印鑑とはどのようなものなのか分からない人も少なくないでしょう。
そこで法人用の印鑑はどのような種類があるのか確認していきましょう。
代表者印
代表者印は会社を設立する時に必要になる印鑑です。
登記の申請書などに使用するので会社を設立する時に重要な印鑑になります。
また会社を設立して事業を展開している時に他社と重要な契約を結ぶ時も代表者印を使用する事になります。
会社の代表者で1人1つ持つ事が出来るので会社の実印のような存在の印鑑になります。
代表者印をなくしてしまうと大変な事になってしまうので作成した後はしっかり保管する事も大切になってきます。
会社銀行印
会社を設立する時は法人の金融口座を開設する必要がありますが、その時に必要になるのが会社銀行印になります。
会社銀行印は法人が金銭の取引に使用する印鑑でもあるので多額の預金を引き出したり振込をした時も使用します。
銀行印として作成する事も可能ですが、紛失してしまうと大変な事になってしまうので会社銀行印として作成する方がいいです。
会社銀行印は主に法人の金銭の取引で使用される事が多いので経理で保管する事が多いです。
角印
角印は代表者印や会社銀行印に比べて重要度は低くなりますが、法人用の印鑑の中で一番多く使用されます。
領主書、請求書、納品書などを発行する時に使用する印鑑なので劣化するのも早くなってしまいます。
何も考えないで作成してしまうとすぐ劣化して使用する事が出来なくなるので角印は耐久性が高い素材を使用して作成するようにしましょう。
法人用の印鑑は代表者印、会社銀行印、角印があるので会社を設立する前にしっかり作成しておきましょう。
この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。