フリーランスで自由に働いている人が経験を積んできて収入が上がってくると法人化する事もよくあります。
法人化すると会社を設立する事になるので社会保険に強制的に加入しなければいけなくなります。
社会保険に加入すると毎月の給料から天引きされるので手取り額が減ってしまうというデメリットがあります。
また配偶者の家族手当が支給されるのが停止になる可能性もあるので中には社会保険に加入したくないと考えてしまう人もいます。
しかし法人化して社会保険に加入するようになるとメリットになる点もあるので見ていく事にしましょう。
病気で働けなくなった時に給付金がもらえる
フリーランスで自由に働いている時に病気になって収入が得られなくなったら自己責任になってしまいます。
それで生活費も貯金を切り崩すなどして対応していかなければいけません。
しかし法人化して社会保険に加入するようになると病気になって働けなくなっても給付金が支給されるので生活費の心配をする必要がなくなります。
特に中高年になってくると病気にかかるリスクも高くなってくるので社会保険に加入した方がメリットになります。
節税する事が出来る
フリーランスで自由に働いている時は確定申告をして収入を得た分だけ所得税や住民税を支払わなければいけません。
ここ数年で税金も高くなってきているので生活に負担がかかってしまう事もあります。
しかし法人化して社会保険に加入するようになると所得から控除されるので支払う所得税や住民税が少なくなります。
年間で考えると大幅に節税する事が出来るのでメリットになります。
年収が150万円以下だと法人化しない方がいい
法人化して社会保険に加入すると給付金をもらえたり節税する事が出来るメリットがあります。
しかし年収が150万円以下で社会保険に加入していると国民健康保険や国民年金に加入してる時より徴収額が多くなるので損をしてしまう可能性があります。
年収が150万円以下の場合は法人化しない方がいいでしょう。
この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。
