確定申告が必要な条件
土地売却をした場合、確定申告をしなければいけないと言われることもあるのではないでしょうか。
確定申告しないと脱税になってしまいますからね。
土地売却の場合、利益が出るケースと出ないケースがあります。
確定申告が必要になってくる条件は、売却益が発生し、所得税を支払わなければいけない状況になったときです。
売却した金額が購入した金額を上回ったとき、売却益が発生しますよね。
所得税の対象になりますので、確定申告が必要になってきます。
ただ、土地を購入した意外にも、何かしらの経費が発生するはず。
経費分は差し引けますので、確定申告をする前にまとめておきましょう。
損失が発生した場合も必要になることがある?
売却した金額よりも購入した金額が多くなった場合、損失が発生したことになります。
売却益が発生していませんので、確定申告する必要はないと思われがちです。
しかし、損失が発生したときは、損失額の分だけ所得税の控除を受けないと損してしまいますよね。
税金の払い戻しをしてもらうには、還付申告の手続きが必要になりますので、そのために確定申告もしなければいけません。
ただ、その年の所得で相殺できない状況になっていることもあり得ますので、しっかり確認しておく必要があります。
少し複雑ではありますが、国税庁のホームページなどを参考にしてみましょう。
確定申告が不安な場合は?
土地売却の確定申告は、何度も経験するものではありません。
個人で書類を手配し、税務署などで手続きするのが一般的ですが、不安という人も少なくないでしょう。
そのような場合、税理士に確定申告を任せるという方法もあります。
10万円から20万円ほどの費用がかかりますが、確定申告を確実に行えるのは安心です。
万が一、申告に不備があったりすると、税務署から指摘され、追加徴収されてしまうこともあり得ますからね。
税理士事務所に相談すると、依頼者に合わせた形で対応してくれますので、確定申告を税理士に任せる方法も検討してみてはいかがでしょうか。
この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。