司法書士と税理士の違いを解説
司法書士と税理士の違いは、そもそもの業務内容の違いだといえます。
具体的には税理士なら経営上の問題点や改善点の指摘、税関係のスペシャリストで、司法書士は商業登記や不動産登記などの業務が得意分野です。
どちらも少し似通った業務もできますが、税理士にはできて、司法書士にはできない業務があり、その反対もあります。
それぞれの特性を活かした業務を行っているので、適した内容を依頼することが本来の姿です。
また、税務関係以外の書類制作となると、税理士よりも司法書士のほうが多く制作していることもあります。
業務内容をもっと掘り下げていくと、司法書士は法務局に提出する書類、特に登記関係を中心とした業務となり、税理士は会社の経営や個人の相続について、税務申告などで、税務署に提出する書類を中心に働きています。
書類を提出する先の施設が異なり、どちらかと言えば税理士の方が税金関係に特化しているといえます。
税理士の役割とは?
税理士の主な役割は、会社の経営状態がどうなっているのかを把握するための、健康診断のようなものを中心に行うといえます。
近年の日本ではどんどん新しい会社を起業する人が多いですが、10年も経営が続く会社は全体の10%、そして毎年1万社が倒産していると言われています。
事業を継続していくことは、こんなにも難しいことで、経営の健康状態が把握できないことが多いのではないでしょうか。
そのため、税理士はこの会社の経営状態をしっかりと把握して、長く事業を続けられるようにするこおが主な仕事となり、小規模から大規模までさまざまな起業を相手に仕事をしています。
社長によっては税理士と顧問契約するというよりも、税理士事務所と契約するケースもあります。
その方が多くの税理士を使って調査できるので、考え方としてはありだといえます。
担当者が1人から2人程度いることが多く、大抵は大企業がこうした取り組みをします。
この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。