法人の中でも厳しい!医療法人設立!
法人の中で最も設立が難しい医療法人は、手続きになどに4~6ヵ月程度の期間を要するのが一般的です。
1~2週間程度で設立までできる普通の株式会社と比べれば、その流れの大変さが理解できることでしょう。
大変な時間と手間を要する医療法人の設立を検討する際には、医療や地域の事情に詳しい税理士にサポートしてもらうのが理想となります。
医療法人設立の方法や流れを確認しておこう!
医療法人の設立を検討する際には、まず福祉保健局のサイトから「医療法人設立の手引き」を入手する必要があります。
医療法人として活動するためには、役員構成や法人名称などを記載した定款を作らなければなりませんので、一緒に法人を盛り上げてくれる理事や社員を集めた段階で「設立総会」を開いた上で、各メンバーから承認を受ける必要があるのです。
理事や社員から定款の承認を受け終えたら、保健福祉局に提出する「設立許可申請書」の作成を行います。
申請書内の実印は、本申請の際に必要となりますので、「どの段階で印鑑を押すべきか?」という点も事前に確認しておくのが理想と言えるでしょう。
医療法人設立に向けた審査は、保健福祉局によって受け付けられた申請書をもと行われます。
審査で問題がないと認められた時のみ本申請の手続きへと進みますので、申請書にもさまざまな種類があることを覚えておいてください。
設立前に医療法人の設立要件をしっかり確認すべき!
非常に長い時間と多くのステップを要する医療法人の申請を行う際には、財務的なものと人的なものの2つで構成される「医療法人設立要件を満たしているのか?」を確認すべきです。
財務的な要件は判断が非常に難しい傾向がありますので、医療法人設立に詳しい税理士と一緒に手続きやチェック全般をしていくのが理想と言えるでしょう。
この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。