個人事業主のための領収書・レシートの保管方法を伝授
個人事業主の場合、レシートや請求書はどんどん貯まり整理しようとすることがあります。
法律上ではレシート類は保管しなければならないですが、実は整理はしなくても良いといえます。
では領収書やレシートの保管方法はどうしたらいいのかというと、何かの袋や箱などに入れて保管するだけで良いです。
これは整える必要もなく、きれいに張り付ける必要もありません。
実際に領収書などは自分で後から見直すことはほとんどありません。
それに、領収書などをチェックするのは、税務署であり、毎年確定申告のたびにチェックされるということでもありません。
そういった意味では、保管は絶対に必要だが、雑でも問題はないということになります。
理想的なのは、茶封筒などに年月を記載し、それにまとめて入れておくことが良いでしょう。
一応の何年の何月のものとして把握できるほか、取り出すときも1年分から探すよりは良いかもしれません。
個人事業主の電子帳簿保存法について
電子帳簿保存法は、国税関係の書類のデータ保存を可能するという法律です。
つまり確定申告に必要な領収書やその他の書類をスキャナ保存・電子保存が可能になるというもので、原本は破棄しても良くなり、近年ではスマホやデジカメで撮影したものも電子帳簿保存の対象になりました。
電子帳簿保存をするには、税務署に届出をする必要があり、開始日より3か月さかのぼった日までに必要書類を出さなければなりません。
少々期間がかかることや書類への記載などがあり、使用するソフトも検討するなどの事前準備が必要になります。
一番のメリットはさまざまな書類を紙で保管する必要がなくなるということです。
通常個人事業主は7年間の保管義務があるので、それを電子化できるとなると、かなりのコスト削減や保管スペースの縮小ができるのではないでしょうか。
紙の代金も削減できるようになります。
この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。