個人事業主は会社員のように会社が年末調整をしてくれるわけではないので確定申告して税金を納付しなければいけません。
確定申告をする時は経費なども入れるので帳簿を記帳する必要があります。
しかし今まで会社員だった人が独立して個人事業主になった時などは確定申告をするのも初めてになるので帳簿について分からない事も多いでしょう。
そこで個人事業主が確定申告で必要な帳簿の基礎知識を確認していきましょう。
2種類の帳簿がある
個人事業主が確定申告をする時に経費などを入れる時に記帳する帳簿は主要簿と補助簿の2種類あります。
主要簿は取引をした時に記帳される帳簿で仕訳帳と総勘定元帳があります。
補助簿は主要簿の内容だけでは補えない部分を記帳する帳簿で補助的な役割を果たします。
取引をした時に詳細なども補助簿に記帳される事が多いです。
補助簿は現金出納帳や当座預金出納帳などいろいろな種類があるので確定申告をする前に覚えておくといいでしょう。
白色申告と青色申告でも異なる
確定申告の方法は白色申告と青色申告がありますが、帳簿の記帳方法が異なるのでしっかり把握しておく必要があります。
白色申告は単式簿記と言われている簡単な記帳方法で家計簿を付けるような感覚で作成する事が出来ます。
個人事業主を始めたばかりの初心者向けの記帳方法と言えます。
青色申告は複式簿記と言われている方法で記帳していく事になります。
白色申告の単式簿記の記帳方法より複雑な部分があるので正しい記帳方法をしっかり覚えなければいけません。
個人事業主を始めてから年数が経過している経験者向けの記帳方法と言えます。
消費税を記帳する時の方法
個人事業主が確定申告をする時に帳簿に消費税も記帳しなければいけません。
記帳方法は代金と消費税を分けて記帳する税抜経理と一緒に記帳する税込経理があります。
税抜経理は複雑でしっかり管理しなければいけないので会計ソフトを利用する方がいいです。
税込経理が記帳方法が単純なので自分で管理していく事も出来ます。
この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。