税理士の得意分野と苦手分野はあるのか
税理士にも得分野と苦手分野はあり、例えば医者でも診療科目が分かれているように、税理士にも明確ではありませんが、メインとしている業務があります。
大きく分けると会社の決算確定申告、節税対策などの税務相談、銀行借り入れなどの資金調達、個人の確定申告、相続・贈与の手続き、税務調査が挙げられます。
インターネット上で良く見かけるのは、最初の会社の決算確定申告と、節税対策などで、どちらも中心の業務にしている税理士は多いです。
資金調達の場合も成功報酬型で扱う税理士がいますが、その報酬は大きな金額になるほど大きくなります。
税理士は全ての業務をこなせるという方もいますが、大抵はいくつかの業務に絞っています。
医者でも内科・小児科、内科・消化器科といったように2つくらいの診療科目を1人でこなす病院があるように、税理士も幾つかの業務を行っています。
しかし総合病院のように、全ての診療科目を扱うところは稀で、税理士もその場合は税理士法人などのように会社にして数名の税理士で担当を分けることがほとんどです。
苦手分野を補い合う意味では、医者も税理士も似ているといえます。
税理士を選ぶなら得意分野をチェックしてから
税理士を選ぶときは、税理士の得意分野をチェックしてから選ぶことがよく、相続が得意な方に会社の決算を依頼することはできても満足できる結果を得られるとは限りません。
こうしたことを把握しつつ、評判や口コミなどを考慮しながら選ぶのはなかなか大変なことです。
そのためいくつかの税理士に絞り込んで、全てに無料相談してみることが良いでしょう。
実際に面談すれば、どんな対応なのか、費用の話は出るのか、人柄なども多少は判断できます。
自分にとって話しやすいことや、親しみやすいことなども含めて、いくつかの税理士事務所を回るようにしましょう。
税理士の得意分野と自分の希望が合致すれば、心強いパートナーになります。

この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。