法人口座を開設するメリットは？
個人口座は個人名なっている口座に対し、法人口座は会社名が名になっている口座です。
法人化した場合、必ずしも法人口座を開設しなければいけないということはありません。
個人口座で取引をしているという人もいるでしょう。
しかし、大きな金額が動く取引や融資の申し込みをする際の信用性という部分で不安が残ります。
法人口座を開設しておくことで、社会的信頼が高まる効果が期待できますので、取引しやすくなるのがメリットです。
また、個人口座と法人口座が一緒になっていると、税務署側が不審に思うこともあります。
税務調査の対象になるリスクを軽減するという意味でも法人口座を開設しておくのがいいのではないでしょうか。
法人口座を開設するときに必要なものは？
法人口座を開設する場合、個人口座を開設するときと必要ものが異なります。
個人口座を開設するときは、顔写真付きの身分証明書や印鑑があればできます。
法人口座を開設するときは、会社の商業登記簿謄本、会社の定款、代表者印、印鑑証明書、代表者の身分証明書、会社の運営実態が証明できる資料などです。
個人口座を開設するときより、必要なものが多く、事前にしっかり準備しておきましょう。
また、法人口座の開設は審査が必要になります。
必要な書類を提出しただけでは、開設できると決まったわけでがありません。
審査が通ってから、口座開設するという流れです。
審査が通らない原因は？
法人口座を開設するときは、審査をすることになります。
会社によっては、審査が通らないということもあるでしょう。
どのような部分が原因なのか気になるところですよね。
金融機関がその会社に対して、どのぐらい信用できるのかというのがポイントです。
資本金が少ない、固定電話がない、公式サイトがない、事業の目的が分かりにくいなどが主な原因であり、これらに該当すると審査が通らない可能性が高いかもしれません。
特に、大手銀行の審査は厳しく、修正しなければいけないでしょう。
地方銀行、信用金庫、ネット銀行は、大手銀行と比較すると、審査が緩い傾向があり、こちらで口座開設するのもアリです。
この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。
