計算申告のみ依頼する場合はどんな点に注意するか
税理士にどこまでのサービスを依頼するかというのは重要な問題です。
相談や税務調査などいろいろな部分でサービスを依頼すると、毎月ある程度の金額が必要になってきます。
そんなに大きな会社でなければ税理士に決算申告のみ依頼することも可能です。
そうすることによって大きくコストカットできる場合が多いです。
しかし、いくつかの注意点があるので留意しておきましょう。
まず、決算申告のみ依頼する場合は、早めに相談するということです。
申告が近づいて慌てて依頼すると、税理士の都合もありますので受け入れていくれない場合や、丁寧なサービスを受けられない場合があります。
こちらが提供しなければいけないデータもしっかりと揃わない場合もありますので、決算申告が間に合わなくなってしまう可能性もあります。
決算申告のみ依頼しているということで普段からの関係性は、そこまで強くなっていないということも考えておかなければなりません。
会計ソフトも重要
普段自分で仕分けをしているので、決算申告を税理士に依頼するということになります。
特殊な会計ソフトを使用している場合は、別料金になったりサイトで公表されている料金と別になる場合がありますので注意が必要です。
自分が使っている会計ソフトをあらかじめ伝えておくことが重要です。
その上でしっかりとした見積りを取るとのちのちのトラブルを避けることができます。
決算申告のみ依頼するお客さんと、毎月の料金を支払っているお客さんとではやはり差が出てしまうのは仕方がないことです。
お金を支払っているので何でも相談に乗ってもらおうとすると、先生の機嫌をそこなってしまうことがあるのも事実です。
決算申告のみ依頼するという事が間違っているわけではありませんが、トータルでのサポートを依頼しているわけではないということもしっかり覚えておかなければなりません。
これらの注意点に留意しながら依頼できます。
この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。
